【24】急性大動脈解離【豪雨・1か月以内・70歳代・女性】

災害区分 豪雨
発災から死亡までの期間 1か月以内
性別・年齢 女性・70歳代
死因 急性大動脈解離

死亡までの経緯等

被災前は持病がなく、入院歴・手術歴はなかった。また、定期的な通院もなく、災害までは家族に対して体調不良を訴えることもなかった。
発災時、自宅が床下浸水するとともに、敷地内に土砂が流入。家族とともに知人宅へ避難した。
発災翌日から3日間、家族とともに自宅敷地に流入した土砂の撤去・搬出作業を行う。作業が終わった日の翌日から疲れたと横になったり、昼寝をしたりするようになったが、そのようなことは災害前には見られないことであった。
作業が終わった日から7日後に知人宅を訪れた際に、同宅で意識を失い倒れ、救急搬送される。搬送先で、同日、死亡が確認された。
災害前は健康であったと考えられるが、復旧作業後、疲れを訴えるようになった後に死亡していることからすると、災害の復旧作業による身体的負担が、急性大動脈解離の発症に影響を及ぼしたと推測されることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。

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