災害区分 地震
発災から死亡までの期間 1か月以内
性別・年齢 男性・80歳代
死因 急性心不全
死亡までの経緯等
被災前は入浴の一部を介助する程度で自宅で生活していた。心臓病と高血圧の薬を服用していた。自宅で被災後、指定避難所に避難する。1月2日 寒く寝付けない状態。1月3日わずかなゼリーを食べる。1月5日 痰がからんで救急搬送し病院で1泊して再度避難所に戻る。1月9日 朝食のおにぎりを吐き、昼はパン1口のみ。夜少量のゼリーと薬を飲んだが、手が冷たく顔色が青白い様子のため声掛けしたが反応がなく、心臓の動きを感じなかったことから、災害医療チームが心臓マッサージをしながら救急搬送したものの死亡した。
津波からの避難のための急激な運動や震災によるショック・ストレス・恐怖、また避難所での生活環境の激変により心身に相当な負荷が生じ、基礎疾患(高血圧・心臓疾患)が相俟って急性心不全を発症し死に至ることは、相当な範囲内の事象と評価できる。よって死因と災害との間に相当因果関係があると判断した。
