
災害区分 地震
発災から死亡までの期間 3年超
性別・年齢 男性・60歳代
死因 低酸素脳症
死亡までの経緯等
発災前に既往はなく、体調は良好であった。
発災時は近隣住民と共に学校の体育館へ避難。2日後、親族に迎えに来てもらい、そのまま親族宅に1週間ほど避難していたが、滞在中は周囲に気を遣うなど心労を抱えていた。
その後は母との二人暮らしを続けていたが、母と死別後は一人暮らしとなり、精神的にも疲弊していった。発災から約4年後、親族宅で生活することとなったが、慣れない環境での生活により心身の衰弱が進み、発災から約4年5か月後に縊死した。
慣れない環境での避難生活により著しいストレスを受け、徐々に心身が疲弊し自死に至ったものと推認されることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。