【48】誤嚥性肺炎【豪雨・3か月以内・80歳代・男性】

災害区分 豪雨
発災から死亡までの期間 3か月以内
性別・年齢 男性・80歳代
死因 誤嚥性肺炎

死亡までの経緯等

被災前から肺炎や体重減少により入退院しており、被災時は食事摂取困難で入院中であった。
病院入院中に被災。入院中の病院の1階部分が浸水し、電気、水道が停止し、病院機能が麻痺する。退院できる状態ではなかったため入院を継続していたが、被災から約1か月後に、他に受入れ先がなかったことから病院系列の老人保健施設に入所した。入所から約1週間後、全身状態の把握が困難となったことや呼吸状態が急激に悪化したため、これまでとは別の病院に入院する。入院から20日後に、誤嚥性肺炎で死亡。
被災により病院機能が麻痺する中、入院を継続し、その後老人保健施設に入所を余儀なくされるなど医療体制や生活環境が十分でない中で、身体的負担が高まって既往症や呼吸状態が急激に悪化し、体力を低下させて誤嚥性肺炎で死亡したと推認され、死亡と災害とに相当因果関係があると認められた。

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