
災害区分 台風
発災から死亡までの期間 3か月以内
性別・年齢 女性・80歳代
死因 老衰
死亡までの経緯等
発災前は貧血、肺炎等の既往があり全介助状態だったが、会話は出来ており認知面に問題は無かった。
発災時は入所していた介護施設が浸水被害にあい、全てのライフラインが停止した。救助が来るまでほぼ食事は出来ず、通常の介護も受けられなかった。2日後に救助され、そのまま病院へ搬送、入院することとなった。入院後は食事の量が落ち、体力も低下していき、発災から約1か月後、老衰のため死亡した。
災害により通常の介護が受けられなかったことや、環境の激変により食欲が低下したことが体力の低下の原因となり、死期を早めた可能性があることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。