
災害区分 地震
発災から死亡までの期間 3か月以内
性別・年齢 女性・80歳代
死因 急性肺炎
死亡までの経緯等
地震の揺れにより自宅トイレで転倒。全身の痛みを訴えたため、臨時に訪問看護を利用。4日後、呼吸が速く胸の辺りに違和感があることを訴えた。家人が訪問看護師を呼び、診てもらったところ、地震前より経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の値が下がって血中酸素の状況が悪化し、血圧や体温も下がっていたこと(地震前日のSpO2は、89~91で、熱も少し上がっていた。)から肺炎を疑い、主治医のいる病院と連絡を取り、救急搬送により入院。入院から約1か月後に急性肺炎で死亡。
転倒による疼痛や、地震のストレスが加わって肺炎が増悪した可能性があるとして、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。