
災害区分 地震
発災から死亡までの期間 6か月以内
性別・年齢 男性・70歳代
死因 急性腎不全
死亡までの経緯等
肺気腫、認知症のため通院していた。
被災当日は車中泊し、その後、避難所に避難した。避難所で発熱し、被災5日後に医療機関を受診した。胸部レントゲン、胸部CT及び採血検査を行うが異常はみられなかった。その後、6日後に酸素吸入、翌日に救急外来で点滴、さらにその翌日に検査を受けるが異常はみられなかった。その後も微熱が続く。
被災から約1か月半後に夜間を中心に原因不明の高熱を発し、入院。その後、急激に腎機能が低下し、被災から約4か月半後に死亡する。
避難行動による環境の変化やストレスによる身体的負担が発熱や腎機能を低下させて死亡に至ったと推認されることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。