【46】うっ血性心不全【豪雨・3か月以内・90歳代・女性】

死亡までの経緯等

発災前から要介護３の認定を受け、市内の特別養護老人ホームに入所していた。
発災時、近くの川が増水し、施設１階が被災。施設２階へ垂直避難するが、翌朝、土砂が流入し、使用できなくなったため、救急車で避難し、数時間後、特別養護老人ホームと同系列の施設に入所した。入所から約１週間後、食欲が低下してきたため、病院を受診。栄養状態の低下及び貧血のため入院することとなった。入院から約５０日後に、うっ血性心不全により死亡。
災害により入所していた高齢者施設が被災し、避難を余儀なくされたことによる身体的・精神的負担の影響で体力が低下し、うっ血性心不全での死亡につながったと推測され、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。