【58】急性心不全【地震・3か月以内・100歳以上・女性】

災害区分 地震
発災から死亡までの期間 3か月以内
性別・年齢 女性・100歳以上
死因 急性心不全

死亡までの経緯等

発災前は、訪問看護などの支援を受けながら車いすでの散歩やテレビ視聴を楽しみ、自宅で平穏に生活していた。
自宅が被災したため、自宅の駐車場で車中泊する。再び強い地震が起きたため近所の倉庫へ避難し、5日間車中泊を続けた。
5日間の車中泊後、受入れ先の病院が見つかり入院する。
肺炎、下肢静脈血栓、蜂窩織炎、慢性心不全増悪があったが、抗生剤の投与で一時的に改善する。しかし、心不全や全身状態の不良までは改善できなかった。入院から約20日後、発熱があり肺炎と心不全は悪化した。その約1か月後、急性心不全で死亡した。
地震による避難行動等が身体に負担を与え心不全で死亡したものと推認されることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。

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