【7】致死性不整脈【地震・1週間以内・70歳代・男性】

災害区分 地震
発災から死亡までの期間 1週間以内
性別・年齢 男性・70歳代
死因 致死性不整脈

死亡までの経緯等

心臓に持病があったが、定期的に通院して服薬による加療と検査を受け、自宅で生活していた。
自宅で被災し、家具が倒れた隙間で動けない状態でいたところ、家族に救護され屋外に避難した。当日以降、車中泊となる。被災翌日、自宅の片付けのため帰宅するが、地震の恐怖と心労のため屋内に入ることはできず、1日中、車内で過ごした。
被災翌日の深夜に再び強い地震が発生し、避難していた車内で被災。当日の昼食を家族と摂った後、車を置いていた自宅裏の空き地で突然倒れた。意識はなく、呼吸もしていなかったため救急車が到着するまでの間、現場近くにいた他県の救急隊に救命措置を受け、救急搬送された。既に脳死状態との説明を受け、その後、致死性不整脈により死亡した。
地震のショックと余震への恐怖が身体的・精神的に負担を与え、致死性不整脈により死亡したと推認されることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。

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