【50】敗血症【豪雨・3か月以内・80歳代・男性】

災害区分 豪雨
発災から死亡までの期間 3か月以内
性別・年齢 男性・80歳代
死因 敗血症

死亡までの経緯等

被災前は前立腺肥大と腰部脊柱管狭窄症で、定期的に通院し、服薬による加療を行っていた。
自宅裏山の土砂崩れにより、自宅の居住部分には被害はなかったが、隣接する作業場が損壊。以後、家族で家の中に入った土砂撤去作業を2か月ほど行う。
被災から約2か月後、疲労・ストレス等により腰痛・発熱を生じ、かかりつけ医を受診。診察後、精密検査が必要とのことで、病院を紹介され、レントゲン検査を受ける。受診後5日間、自宅で療養していたが、熱は下がらず痛みで動けない状況が続く。自宅療養5日目の朝、意識が薄れ、別の病院に救急搬送されるが、意識が戻らず、敗血症により死亡した。
長期間の土砂の撤去作業による身体的負担が敗血症を誘発した可能性があることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。

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