
災害区分 地震
発災から死亡までの期間 3か月以内
性別・年齢 男性・80歳代
死因 細菌性肺炎
死亡までの経緯等
慢性閉塞性肺疾患ため、訪問看護を受けながら自宅で療養生活を送っていた。
自宅で被災。地震の影響で停電となり、一時在宅酸素の供給が止まる。また、隣家の塀が崩れて自宅に閉じ込められ、明け方に救出され、そのまま病院へ搬送されて入院する。2日後に自宅に戻るも、食欲不振となり、トイレ以外は寝て過ごす状態となる。
帰宅後20日後に、呼吸状態がさらに悪化したため病院へ搬送され、検査の結果、肺炎が認められ入院する。さらに呼吸状態が悪化して死亡する。
地震の影響による停電で持病の慢性閉塞性肺疾患が悪化して、死因である細菌性肺炎を引き起したことは十分考えられることから、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。