
災害区分 豪雨
発災から死亡までの期間 6か月以内
性別・年齢 男性・80歳代
死因 肺炎
死亡までの経緯等
被災前は、糖尿病の治療を行いながら、農作業を行うなど、自宅で日常生活に支障なく生活していた。
発災時には、家の中に土砂が流入したため、家族とともに避難所に避難する。猛暑の中、ボランティアなどとともに流入した大量の土砂の片づけを行うが、家屋の1階部分は被災したため住めず、2階で生活する。被災から約3週間後、咳や痰がきれず、喉の痛みが出る。
被災から約4か月半後、自宅にて嘔吐し、救急搬送される。重度の肺炎のため、同日、死亡した。
被災後、猛暑、かつ、不衛生な場所で土砂等の片づけを行ったことで、身体的負担と精神的疲労から基礎疾患である糖尿病の悪化を招き、肺炎を発症して死亡したと推測され、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。