
災害名 台風
発災から死亡までの期間 1か月以内
性別・年齢 女性・90歳代
死因 老衰
死亡までの経緯等
自宅1階で寝たきりの状態であった。河川氾濫時に1階から2階に家族で避難させた。自宅1階はすべて水没し、介護用ベッドも水没。2階で、介助しながら食事・水分の補給は可能であったが、介護用ベッドもなく、自宅で介護を継続できる状態ではなかった。
このため、発災から2日後の夕方、自宅周辺の水位が下がったことから、家族の希望により介護老人保健施設へ避難させる。介護老人保健施設で介護を受けるが、食欲が落ちていき体力が低下。入所から約1週間後に死亡。
自宅浸水で十分なケアが受けられなかったことによる身体的な負担や老人保健施設に避難したことによる環境の変化等による身体的負担が死期を早めたとして、死亡と災害との間に相当因果関係があると認められた。